This California Life

2014年ベスト確実『6才のボクが、大人になるまで』

Boyhood – 6才のボクが、大人になるまで (2014) アメリカ

Boyhood-movie-poster

Sponsored Links

ストーリー

米テキサス州に住む6歳の少年メイソンは、キャリアアップのために大学に入学した母に伴われてヒューストンに転居し、その地で多感な思春期を過ごす。アラスカから戻って来た父との再会や母の再婚、義父の暴力、初恋などを経験し、大人になっていくメイソンは、やがてアート写真家という将来の夢を見つけ、母親のもとを巣立つ。12年という歳月の中で、母は大学教員になり、ミュージシャンを目指していた父も就職し、再婚して新たな子が生まれるなど、家族にも変化が生まれていた。@eiga.com

 

感想

12年同じ俳優を使い成長を撮り続けていたという方法に注目が集まってしまっていますが、それだけじゃありません。

日常のなんともない出来事を追っているだけなのに、終わったあとはなんとも言えない気持ちになりました。日々、本当に普通に生きている人生もこうやって見ていくことで、一瞬一瞬を大切にしなくちゃいけないんだなーとまで思えてきたもの。主人公であるメイソンだけの成長ストーリーではなく、両親も一緒に成長していく過程はジーンとくるものがありましたね。

男を見る目のない母親が、苦労してやっとちゃんとした仕事について3度の離婚を経験し、18歳になったメイソンを送り出す時の涙は一緒に映画を見ているこちらまでまるで母親にような気持ちで見てしまっていたし。

イーサン・ホーク演じる父親も、ほんとにダメな奴なんだけど、途中からまた別の女性と家庭を持ち、彼も男としてそして父親としてすごくかっこよくなっていたし。16歳の誕生日に車をあげる約束をしていた、というエピソードは映画の中でもお気に入りのシーン。責任を持つようになりミニバンを運転する自分を皮肉っていたものおもしろかったですし。

そして、このセリフ。『Yeah, I know. It’s constant. The moment… It’s just… It’s always right now』まさにこの映画の締めに相応しい。瞬間の積み重ねとは… なんか自分がこの12年間何をしてきたんだろう、とぼーっと考えてしまいました。しかも、エンドクレジットにArcade Fire持ってきちゃってたものだから、余計に。

リチャード・リンクレイター監督は好き嫌いのはっきり別れる作品を撮ってますが、親世代の人にも、そしてメイソンと同世代の人、そして私のように彼らの中間にある人、皆に見てもらいたい作品ですね。あの頃自分はどうしていたんだろう、何を考えていたんだろうと思いふけること間違いなし。究極のcoming of age映画です。

 

エラー・コルトレーン
イーサン・ホーク
パトリシア・アークエット
ローレライ・リンクレイター
監督:リチャード・リンクレイター

Sponsored Links

アーカイブ

URL :
TRACKBACK URL :

Comments & Trackbacks

  • コメント ( 0 )
  • トラックバック ( 1 )

No commented yet.

  1. 映画:6才のボクが、大人になるまで。 あっと驚きの企画が生む、異次元の感動。今年のベスト1級!

    昨日に紹介した映画、100歳の華麗なる冒険 とは全く方向性が真逆!
    100才が吹く大ボラ、に対し、こちらは 6才(笑)
    何と! 12年間、毎年数日ずつ集合して撮影する「人生…

Leave a comment

*
*
* (公開されません)

CAPTCHA


Return Top