This California Life

ビフォアシリーズのプロデューサーによるLA舞台のモノクロ映画『In Search of a Midnight Kiss』

In Search of a Midnight Kiss (2008) アメリカ

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ストーリー

大晦日のLA。4年前に別れた恋人を未だに引きずっている29歳のウィルソン。今年も一人寂しく新年を迎えるはずだったが、ルームメイトのジェイコブに勧められインターネットの掲示板に書き込むことに。さっそく一本目にかけてきたヴィヴィアンとカフェで落ち合いダウンタウンへ行くことに。言い合いをしては惹かれあっていく2人だったが・・・

感想

「Once」の寂れたLAの大晦日(ブラック&ホワイト)ヴァージョンっていう印象を受けました。ビフォアーサンライズのプロデューサー:アン・ウォーカー=マクベイも関っているのでそっちに似てるっていう意見もあり。

会話で淡々と進むんだけど、その一つ一つが意味なさそうであるような感じで。なんかおしゃれなんです。特に好きだったのがヴィヴィアンがやっていた「The Lost Shoe Project」。これ実際にあるプロジェクトなんですがけ、街で見かけた靴の落し物の写真をひたすら撮ってネットにアップするというもの。「なんで靴を一足なくすわけ?」って言いながらカメラを構える姿がとっても印象的。あと、「今まで誰にも話したことがない秘密を一つ教えて」ってストーリー上重要になってくる2人の会話があり、それのきっかけとなったFrank Warren’s PostSecret(匿名で自分の秘密をポストカードに書いて送るというもの。今ではシリーズ化されて本になってます。)をヴィヴィアンが話してたり。そういうちょっとしたおしゃれな話を入れちゃうとこがもう最高です!モノクロで映し出されるLAダウンタウンも私の知っている汚くて危ないLAダウンタウンとは全然違っておしゃれに見えました。あの寂れた雰囲気だったこそ出来た作品でしょう。

それより何より、一番良いのが主役となる2人。4年経っても別れた彼女を忘れられない繊細な青年ウィルソン。人間嫌いでちょっと変わっててクレイジーなヴィヴィアン。言い合いをしては理解を深めていく2人なんだけど、お互いの傷を癒すかのような2人の姿がほんと素敵。結局、2人は大晦日を過ごして朝にはまたお互い別々の人生を進んでいくことにするんだけどその終わり方がなんとも言えなくて・・・最後の最後に「今まで誰にも言ってない秘密」としてとある秘密をウィルソンに打ち明け去ったヴィヴィアン。一方のウィルソンは元カノからの留守番電話にこらえきれず号泣しちゃうけど朝にはルームメイトと何もなかったかのように過ごしていて・・・あのあとどうなったか気になる終わり方もとーっても良かったです。一晩を一緒に過ごした2人がちょっとだけ前向きになれて別々にまた進んでいくんだよねぇ。しんみりでした。

スコット・マクナリー
サラ・シモンズ
キャスリーン・ルオン
監督:アレックス・ホールドリッジ

アメリカ 2008年
★★★★★
ロマンス

IMDbでの評価:7.4 / 10
インディペンデント・スピリット賞ノミネート
ウッドストック映画祭Best Editing受賞

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