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アダム・ドライバー最新作『While We’re Young 』ヒップスターに振り回される中年カップルの行方は?

『イカとくじら』や『フランシス・ハ』のノア・バームバック監督作品『While We’re Young (ホワイル・ウィアー・ヤング)』。主演のベン・スティラーとは『ベン・スティラー 人生は最悪だ』でも一緒に仕事をしていましたね。
6778254_origスター・ウォーズのカイロ・レン役で大ブレイクのアダム・ドライバーが出演ってことで(こちらは監督とはフランシス・ハで仕事済み)楽しみにしてましたー。まぁ、もともと『Girls/ ガールズ』の時から好きなのでかれこれファン歴3年になります!ブレイク嬉しいけどちょっと複雑かな。

あらすじ

ドキュメンタリー映画監督 / 大学教授 をしているジョシュ。ある日、講義のあとにたまたま話しかけてきた生徒のジェイミー&ダービー夫妻と意気投合しそのまま妻を連れてディナーへ行くことになります。40代とまだ20代半ばのカップル同士ですが、年齢の差を超えて友情を育んでいくことに。

ジョシュと同じようにドキュメンタリー映画で成功をしたいと思っているジェイミーの「Facebookじゃなくて、全然会ってない人にリアルで会いに行って話しを聞く様子を撮っていこう」という提案に協力することとなるジョシュ。しかし、途中からこの友情は全てが計画されたものだったのではないかと感じ始め…

単なる年代の違うカップル同士の交流を描いたものかと思えば、実はそうではなく…。

まぁはじめはそうなんです。40代になって、周りは皆子育てに追われていて、時間を過ごす場所といえば赤ちゃんのための音楽教室だったり。子持ち同士のパーティーに呼ばれず疎外感を感じたり。

そんな時に、”あー自分たちにもこんな時代があったなぁ。20代の時にこんな風なおしゃれな生活をしていたかったなぁ”と思える若いカップルとの出会います。もちろん、ちょっとしたジェネレーションギャップを感じることもあるけど、ヒップホップに挑戦してみたり、流行の洋服を取り入れてみたり、自転車生活をはじめたり… 。

まるで自分たちまで若くなったかのような錯覚に陥り、それが心地よくなってしまい、今やらなきゃいけないこと、考えなきゃいけないことを忘れたふりをして若くなりきろうとしてしまう。

一方、20代のカップルはどうでしょう?何の目的もなく一回り以上歳の離れたカップルと親密に友人関係を育んでいこう!とは思っていませんでした。全てが映画監督としての成功のため。義理の父親が有名な監督だと知り、近づきと利用するんですよね。そんな言い方をしてみましたが、20代のカップルがとんでもなく悪い人間かといわれればそれはまた違う気も。

どっちのカップルがいいかといわれれば難しいけど、40代カップルのようにいはなっていたくないなぁとは正直思いましたね。みんながみんなその年代や歳なりの生活をすべきとは思わないけど、自分たちが置かれている状況とか本当に解決しなきゃいけない問題をみないふりして、また気持ちだけ若くなんてことは無理なんですよ。現実を見なきゃ。若い人と同じようなことしてたって何の解決にもならないのです。

良かったのはね、40代カップルも現実をやっと受け止めて、大きな決断をするところ。色々あったけど、前に進むことのできる終わり方だったのが良かったです。

ヒップスターでナルシストな奴だけど、アダム・ドライバーの存在感を改めて感じることの出来る作品!バームバック監督すごいなぁと思ったのが、ハイテクガジェットやヒップスター文化をうまーく年代の違いのおかしさを描くのに使っているところ。20代カップルがVHSで映画を見て、40代カップルはNetflixって皮肉すぎて最高。日本でもぜひ公開をして欲しいです。

ベン・スティラー
ナオミ・ワッツ
アダム・ドライバー
アマンダ・サイフリッド
監督:ノア・バームバック

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